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特集:第十九弾 MRI/CTでわかる副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

副腎皮質機能亢進症とは

副腎から分泌されるホルモン(コルチゾル)が何らかの原因により、過剰に分泌される事で引き起こされます。

副腎皮質機能亢進症の主な症状

多飲多尿(飲水量と尿量が増える)、腹囲膨満(お腹が膨れる)、過呼吸、左右対称の脱毛など

副腎皮質機能亢進症が多く見られる品種

様々な品種で見られますが、特にプードル種、テリア種、ダックスフンド、ビーグル、 ラブラドール・レトリーバーで多いとされます。 また、高齢犬の雌に多く見られます。

ホルモンが過剰分泌される3つの原因

  1. 副腎に指令を出す、脳の下垂体に異常が起きている場合(下垂体性)
  2. 副腎が腫瘍化している場合(副腎腫瘍性)
  3. 皮膚病やアレルギー性の疾患に使用する薬(グルココルチコイド)の長期投与による場合(医原性)

この中でも、特に下垂体性が最も多い原因とされ、副腎皮質機能亢進症の約80%を占めています。

検査方法

検査方法 詳細
血液検検査 内分泌検査(血液中のホルモン濃度の測定)を行う。(下垂体性か副腎腫瘍性か推測する)
MRI検査 脳の検査を行い、下垂体に腫瘍が無いか、大きさや形を確認します。
超音波検査 CT検査 腹部の検査を行い、副腎に腫瘍が無いか、大きさや形を確認します。

治療方法

・下垂体腫瘍の場合は、放射線療法や、脳外科手術を行い、病気の進行を遅らせます。
また、内科治療で副腎でのホルモンの合成を抑えたり副腎の細胞にダメージを与えたりする方法もあります。
・副腎皮質腫瘍の場合は、他の臓器への転移などが無い時は、外科手術適応となります。外科的手術が適当で無い場合には、病気の進行を遅らせる為の内科治療を行います。

下垂体腫瘍が発見された頭部MRI画像

種類:パピヨン  9歳  雌

症状:ふらつき 痙攣発作

パグ脳炎 MRI画像1枚目
矢状断像 T2強調画像
パグ脳炎 MRI画像2枚目
横断像 造影後T1強調画像
パグ脳炎 MRI画像3枚目
冠状断像 造影後T1強調画像
 

副腎腫瘍が発見された腹部CT画像

種類:シーズー  12歳  雌

症状:腹囲膨満

パグ脳炎 MRI画像4枚目
 
パグ脳炎 MRI画像5枚目
 

キャミックより飼い主の皆様へ

キャミ君飼い主が異常に気づかないと自分で病気を伝える事が出来ません。飼育者は普段から良くペットの状態を観察して、早期発見に心がけてください。また健康だと思うからこそ、それが長続きするようにホームドクターに体調だけでなく、行動や性格、運動、知覚などの変化も相談してみてください。

検診目的や緊急性を要する場合でもまずは、ホームドクターにご相談下さい。また画像診断のみを行う施設ですので診察・治療行為は行なっておりません。

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